あつぎサーチウォークチャレンジ

11/3(祝)あつぎサーチウォークチャレンジが開催される

withコロナのなか、三密をさけて楽しめるスポーツということで、厚木市教育委員会の主催で、一般市民を対象としたイベント、”あつぎサーチウォークチャレンジ”が開催されました。

夜来からの雨もあがり、色づき始めた紅葉に彩られた厚木中央公園には、久しぶりに開催されるイベントを目当てに多くの方が、楽しみに朝早くから集まってこられます。

受付では入念な新型コロナ感染予防対策で、事前チェックリスト確認、検温、マスク、手指の消毒を実施されていました。

主催者から開会のあいさつの後、サーチウォークの競技説明に入ります。
サーチウォークは電柱の番号の仕組みを使っての競技のため、ボードを使って、わかりやすいように説明をされます。聞いているみなさんは真剣な表情。
作戦タイムになり、さぁ~電柱のある位置を推定する段階となりました。コース図を手に、ご家族で、仲間となど懸命に電柱位置を推理されている様子はほほえましくもあります。またわからない方には、スポーツ指導員や大会関係者の方々が、個別に相談に乗られて丁寧な説明をされていました。

いよいよスタートの時間です。一斉にスタートされます。
当初の予定では、午前・午後の部でそれぞれ50名の定員で募集をされてましたが、キャンセル待ちの方も含め、70名くらいの方の参加となりました。
今回は歩く時の三密をさけるために、5つのコースを用意されていました。こういった周到な計画の結果、歩くコース上で密になるようなことは見られませんでした。
事前計画の勝利!といったところでした。

60分の競技時間が迫り、ゴールには続々と帰ってこられます。
「もっと時間が欲しい~~」と言われる方や、「あ~ぁ疲れた~~」と言われる方、でもそのどちらの顔にも歩いた充実感がみなぎっているように感じられました。

そして、表彰式が始まります。
今回の目玉は、「厚木産の新米プレゼント」です。
その抽選会にみなさんの熱い視線が・・・・。見事当選された方の嬉しそうな顔、顔、顔。思わず「万歳~~!」をされる方もいて、最高に盛り上がりました。

事故もなく無事に終了できました。
参加者のみなさん、サポートのみなさん、主催者の方お疲れさまでした。

以下、参加者の方々の声をまとめてみました。

■開始前:

・「サーチウオーク?って何ですか?
・「サーチウオークって知らない

という意見が大体の人たちの声でした。確かに、聞いたことがない言葉のような気がする。

・「オリエンテーリングみたいのものだし、このコロナで運動不足で外に出る機会がなっかたので、このような機会で、外に出れたことが嬉しい。」(50代)
・「部屋にいて、家族どうしでもソーシャルディスタンスをとっているのが、息苦しいので外に出ました」(40代)
・「何年かぶりで家族と過ごせる」(30代)
彼女との話す時間を作ってもらい感謝をしてます。来年、結婚するので、独身の最後の思い出を作りたい」(20代)

参加者を見ると多くは家族連れ、友達同士の複数で来ていた。家族は親子三世代もあればまだ歩きはじめたばっかりの赤ちゃん連れの夫婦、母親と小学生の子どもも多く感じられた。

■競技中(説明も含む):

・「地図がわかりにくい」
初心者向けにもっと工夫、例えばコンビニだけでも入れてほしかった」

の意見がありました。確かに競技ではないのだから、楽しめる工夫をしてもらいたいと思えた。また、土地感のない人には、時間内に帰ってくるのに目標物があっても良いと思った。

・「どこから見て左、右なのですか?

説明がなかった気がする。(※注:しっかりと説明されていました。)

「大事なことは、張り出すなどをして、考えやすくしてもらいたい」
「(小学生でも)、わかりやすい説明がほしい」(10代)
・「電柱の表記ともらった地図の表記のくい違いがあり、あっちこっちと移動してしまった」(60代)

見方を説明したら、納得してもいましたが、もらった地図は、横一列で、電柱は下から表記でした。作成する段階で、見直す必要ありと感じました。

・「安全面からすると、車道に表記しあるのは、やめてもらいたいと思います、子どもが飛び出したり、夢中になりすぎて車が来ていることに気づかない」(30代)
・「ある程度の人員を確保して、警備も必要がある」(スポーツ推進委員)

これからの課題にしてもらいたいです。

・「電柱をまじまじと見ると面白い発見がある」(40代)
・「次から次へと頭を使うので、面白い」(10代)
・「子どもたちでも楽しめる
・「運動不足がこれで全部解消です」(30代) 

世代を問わず、一生懸命に電柱の番号をさがされてました。

■閉会(競技後):

戻ってきての一声です。

・「もっと時間がほしい」という意見と「疲れました」の二分の意見がありました。
・「子どもから誘導してもらった時に、随分成長したと思いました」(30代)
・「計画が大事」(40代)
・「お互い(夫婦)に良い汗をかかせてもらいました」
相手(ご主人)の引っ張っていく姿をみて、また惚れました」(30代)

があり、違った意味でよい経験だったみたいです。

最後に、サーチウオークは、横浜発祥。今回厚木で行われたことは、会の励みであり、やってきたことの自信に繋がりました。欲を言えば、もっともっとたくさんの人たちに知ってもらい、経験をしてもらうことで、全国大会の規模までになってもらいたいと思うが、すべては一歩からと積み重ねですね。

一緒に同行していた30代の女性が

・「外の風景が変わった気がする。住んでいる街が好きになれる。今まで、休日は、読書か寝ることしかしていなかった。それって、無駄な時間だったかもしれない、たかが、電柱かもしれない、そこには、何かがある。それは、各々で違う。今日もどこかで、サーチウオークをしている人がいる。左、右とつぶやきながら、番号をみつけている。私もそんな一人になっているかもしれない。電柱が私の背中を押している。«がんばれ!»って」

と私に語られました。(取材:日本サーチウォーク協会 山口和之)

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